美濃和紙の里
上野 八幡神社

神籬について

古代日本の神道は社殿の中に神をお祭りせず、自然の造形物すなわち巨石 巨岩 巨木 優美な姿の山などに神が宿られると信じ礼拝の対象にしてきた。
また、神はお祭りを執り行う時臨時にお迎えし、その後高天原(たかまのはら=神様の本来の御座所)にお帰りになるとの思想があった。


今でも社殿や神棚の無い場所でお祭りを執り行う時、臨時に神様をお迎えする。その依り代(よりしろ=神をお迎えする時お宿りになられる場所)となるものが神籬である。

この漢語の意味するところは神の御座所を俗界と区分する神聖な籬(まがき=垣根)と言った意味であるが、大和言葉でのひもろぎとは、ひ=神霊 もろ(古語で天下る事をあもると言ったのが約まった言葉) き、即ち木である。即ち、ひもろぎとは、神霊の天下る木と言う解釈になる

神籬(ひもろぎ)の図

日本神道への誘い