神呪看経
今 奉唱る「天地真理観」は 三千止観の妙知・五事八相の供現 法界無上不比の大靈呪 天来の称言なれば 至真幽玄 寰宥大元靈の妙髄 妙志大聖 精正の大本元称なれば 其の誦唱し奉る妙音は 天地六合に徹して 上は紫微の玉宮に連なり 下は奈羅焔府に響き 瑞々たる大功徳大威神力は 無量無辺限りなく 遍満自在の靈明輝き 盡々の大光明は 照射垂厳の靈条となり 燦然たる五光は 十方照射の大曼荼羅と化し 煌々たる金光を放ち 常闇長夜を照らす大日輪の如く成らむ
尊き哉 大神呪 畏き哉 大神呪 一度至真の妙意を帯して奉唱らば 一切の怨讐 怨念 邪氣 邪精 妖気 妖靈の災いはもとより 無始無終の罪業をも忽然として消滅し 真乗妙明の実体を得て 修靈至真に至りて 入我応神・我入靈融の法相となり 至妙深甚の鎮魂帰神を得て 幽条靈結せば 祈り奉る声は 繊くとも 弱くとも 例へ力は無くとも 行徳は備はらざるとも 靈光は薄くとも 智光は拙くとも 威光は懦くとも 三上奏文して 三光の徳は成就し 祈り奉り願ひ奉る聲は 須叟須時たりとも 十界の靈界に尭通悉達し 天神地祇 千五百萬の神々を始め奉り 一切の諸仏 諸菩薩 諸天善神 諸大明王等 護法鎮護の神明等 皆随喜し歓喜合掌し給ひて 深甚の妙呪を聞召し給ふ
また幽界 冥界 三悪道の亡者 妖鬼等も 等しく無量の歓喜を受け 苦悩苦患の呵責を救はれ 無限の仰悦に浸らむ
天童は楽を奏して雲を開き 地神は九礼拝謝して道を披き 龍神は浪を別ちて大神呪の直日の妙言に會ひ奉り 三毒業成の罪を脱し 四忿三業の業火を滅し 大智円妙の徳を積み 八苦悩乱を救われむ
大神呪の大威神力は 其の功徳深甚にして限り無く 無量無辺に偏満自在するが故に 大寰宥の靈妙至真の大妙智也
大神呪に逆く者は悉く滅し 随ふ者は彌々栄へ 天地宇内の中にある如何なる悪鬼 悪靈の妖気 邪精も 怖畏恐々として 影を潜め 形を消して 悪念を捨て 怨讐を断ち 只管に無上真実道の成果を願ひ奉らむ
一言の大神呪は 三明六通を倶し 至真摩訶摩神変の妙文と成れば 正に百万の経典 万億の唱名 題目 念仏を唱ふるに彌勝らむ
我等 行者は二六時に是の大神呪を誦し奉るが故に 靈妙 靈通 闊達自在の大神通力に護らる
捍衛窮行の大善鬼神 六種六天の大威怒魔法王も 各自百千万の眷属を倶して 瞬時に来り 寸毫も離るる事無く行者を護り 是に仕へる事 尚住僕の如くせむ
若し誤ちて是を害し 毒せんとする者 又は痛め傷付けむとし 又は侮り疎んじ 軽んじ謗る者在らば 忽ちに身を現じて 其の頭を砕き 奈落の底に投げ下して 長く冥罰を加へ給ふ
如斯 大智精妙の神力は 三界に徹して 大神呪に応える天地大小の神祇 一切の諸仏諸菩薩 諸天善神 諸大明王 八部諸種の善神は皆 歓喜合掌し給ひて聞召し 其の祈りに随ひて背き給はず 炳然の利生靈験泉の如く 現妙摩訶摩大不思議を顕さむ
厥れ大神呪の妙言は 悪逆の者には 万雷が轟くが如くに響きて 悩乱苦悩して喘ぎ 善知識の耳には 微妙なる天楽と聞こへて 心身清浄の法性を得む
誦者は瑞々たる瑞光に包まれ 身より金光を放ちて光明の内に在れば 如何なる天魔破神 悪鬼悪靈も近寄りて 災ひを成し得ず 況や諸悪緒毒薬に遇ふ事無し 盡々の妙言 天授の称言を謹みて (何某) 天を拝し地に礼して 恐み 恐みも 奉唱るを御心も和しと聞召せ
至真至誠 一心奉祷 神通自在 神力深妙 感応速通 如意随願 決定成就 無上靈法 神道加持 太元元気 玄妙至真 至誠妙諦
※天地真理観 天地真理観 天地真理観 天地真理観 天地真理観 天地真理観 天地真理観 天地真理観 天地真理観 天地真理観
※(以上を一息にて唱える)※以上を三返繰り返す
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