一霊四魂の神詩
人は皆 御霊の安らぎ忘れし時 心の苦しみ悩みは訪れしという
されば御霊はいかなるものか これから話してしんぜよう
我の全てつかさどるは 直霊 とは言へり
そは一つして一つには有らじ 四つの御魂に分かれしと言ふ
幸いもたらす幸御魂
左脳を支配し 計算 論理的思考 空間認識 距離感 理性などをつかさどれり
奇しき働きの奇御魂
右脳を支配し 文学 絵画 造型 音楽など ありとあらゆる創作活動の大本で イメージ 感情などを司どれり
和やかな人体の働きの本 和御魂
自律神経の統括者にして 肉体の全ての臓器 細胞 循環器系 呼吸器系 神経系など ありとあらゆる全ての有機的組織をつかさどれり
まさに人体組織といふ世界でもっとも複雑 精緻 巧妙なる 生体コンビナートの管理者なり
荒々しき 荒御魂
骨格髪爪などを始め 肉体の外形の全てを支配せり また存在のエネルギーなり
この御魂のなかりせば この世に瞬時も顕れ出ること不可能なり
これらを名づけて 一霊四魂とは言えり
まか不思議なるは人間なり
千々に乱れし己おのれの四魂を直霊の本に統一せしめん
御魂 魂振り 魂鎮め
只管に 御祖の神業励もうぞ
ひとふたみいよういつむゆなやここのたりや と唱えつつ 布瑠部 揺ら揺らと 布瑠部
魂鎮め 千千に乱れし 吾が魂を 直霊の本に一つに纏めしめ 蘇らせむものと
あな尊きろかも 人は神の子なるは 再拝二拍手一拝
祝詞集