上野八幡神社住所
〒501−3787
岐阜県美濃市上野289−1
八幡神社宮司 太田伝也
電話 0575−37−2754
FAX 0575−37−2790
新渡り殿 大国社 水神社の写真追加しました
本殿 主祭神 応神天皇(おうじんてんのう)古来の御名前は
誉田別命(ほむだわけのみこと)
相殿 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
応神天皇は「日本書紀」によれば第15代にあたられ、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の皇子、母は神功皇后(じんぐうこうごう)である。御名(みな)は誉田別命のほかに大鞘別命(おおさやわけのみこと)とも伝えられる。「書紀」にはこの天皇の時期に大和朝廷の勢力が内外に、飛躍的に発展したことが述べられている。
「宋書」蛮夷伝(そうしょばんいでん)にみえる倭王(わおう)の「讃」(さん)を応神天皇であるとする説がある。陵墓は大阪府羽曳野市にある恵我藻伏御陵(えがもふせのみささぎ)である。
応神天皇の天下統一におけるめざましい御活躍は平安中期に勢力を強めつつあった、武士階級、特に源氏一族の手本とされ、彼らの手によって八幡信仰が全国に広まった。当上野八幡神社はそのような時代の流れの中で御造営されたものと考えられる。
因みに八幡神社の八幡とは「やはた」とも読むように、やはたーやわた、わたとは、古語で海の事をわた(わだつみ)と言うが、八(や)は数が多いと言う意味で、つまるところ八幡とは数多くの海という事になろうか。この意味するところは、応神天皇が天下統一事業を営まれるにあたり、さかんに海外遠征をなされた御事跡にちなんで名付けられたものと思われる。
天照皇大神は皆さんもご存知のとおり皇室の御先祖の神様で私たちが本宗(ほんそう)と崇めたてまつる、日本でもっとも尊い神様である。この大神様も当然のことながら「神明社」として日本全国で御祭されている。当神社では八幡様に合わせて祀られているが、気持ちは神明社を祀られている方とおなじである。
なお、普通八幡神社の御祭神は応神天皇、神功皇后 姫神とされているが、当神社の古記録によれば祀られている神様は、上記の二柱の大神等である。
竣工した渡り殿より本殿をのぞむ
右 大国社(だいこくしゃ) 左 水神社(すいじんしゃ)
宮司が本殿に向かって祈りをささげているところ
祖霊社(それいしゃ)
祖霊社には日清戦争、日露戦争、対中国戦争、大東亜戦争で亡くなられた郷土出身の英霊をはじめ各家の祖先の御霊が祀られている。神道の特色の一つとして、血脈(今風に言えばDNAを代々父母より受け継いでいくこと)に大変な意義を感じる事があげられる。これは、理論、理屈、ましてや教義と言った観念的なものではなく、私達の心の奥底に流れる「熱き思い」である。
大国主命(おおくにぬしのみこと) 事代主命(ことしろぬしのみこと)を祀(まつ)る。
ニ柱(ふたはしら)の大神様等は親子の神様等で、国土の開拓に努力なされた、尊い神様等である。
大国主命はダイコクさま 事代主命はエビスさまとして、人々の生活の糧を直接お守りくださるとても親しみやすい神様として信仰を集めている。
水神社
(すいじんしゃ)(本殿向かって左)
水の神様、水波能女命(みずはのめのみこと)を祀る。
科学の実験で水を作った事が事がありました。水素と酸素を混ぜて反応を早めるために火をつけてやっとこさ、お湿り程度。。コップ一杯の水を作るにはどれほどのコストがかかるのだろうか。理論理屈は解っていても今の人間の実力はその程度。塩水濾過(ろか)装置にしてもかなりのコスト高になる。四方を莫大な量の海水によって取り囲まれている、
月の砂漠の国は、海水をそのまま利用するわけにもいかず、油を売って儲かっているのでかろうじて、国内では、油よりも高い尊い水を何とか塩水を濾過することにより、手に入れる事が出来る
このように人間は自然の恵み無くしては生きて行けないのである。その事だけでも素直に認めないわけにはいかない。
水の神の亦の名をを水分(みくまり)様ともいう。くまり=くばり(配り)で、旱魃などの困った時に分け隔てなく水を分かち合う思いやりの精神が込められている。いささか、こまごまとしたことを述べさせて頂いたが、少しでもお気づきの事があれば幸いである
宮司の一首 いにしえゆ まつりのにわは いまもなお
よはうつろえど てぶりまもらむ
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主な祭典